マダイ幼魚(ジャミ)の資源調査情報
平成22年1月7日
 平成21年7月6日,7日及び14日に実施した,マダイ幼魚資源調査の結果をお知らせします。7月6日は奈多海域,7日は宗像・新宮海域,14日は唐津湾海域において1そうごち網漁船による調査を行いました。

1.平成21年調査におけるマダイ幼魚(ジャミ)資源について
 平成19年は減少傾向にあったマダイ幼魚(ジャミ)資源は,昨年と本年の調査では増加傾向を示しています。本年の平均入網尾数は776尾で,過去最高の昭和56年と同レベルです。
 

2.各海域の採捕尾数
 各海域の調査定点は6〜9点の計34点で,平均入網尾数は,1網当たり採捕されたマダイ幼魚の平均尾数を示しています。海域別では,宗像海域が昨年より減少したものの新宮・奈多海域では大幅に増加しました。唐津湾海域では,湾口は減少していますが湾内は増えています。
 

3.全長組成
 採補されたマダイ幼魚の全長組成をみると,唐津湾海域では45〜55mmを,奈多及び新宮海域では45〜60mmを,宗像海域では55〜70mmを中心とした群がみられました。
 

・調査点と各採捕尾数

宗像海域



奈多・新宮海域



唐津湾海域

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